大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
確かにシングルマザーだし保護者は、私になってるけど…
「でも、だからって…さすがに無いでしょ?」
向こうの方が年下だし…子持ちなのよ?私。
「今時、シングルマザーの人って多いですしね。気にしない方とか居ると思いますよ?
鈴原先生子供好きだし」
彩美がそう言ってきた。
(鈴原先生がねぇ~)
何だか不思議な気分だ。
不思議に思いながら自宅に帰ると洗濯物を取り込んでから
美桜におやつを用意する。
「うわぁ~プリンしゃんだ」
美桜は、目をキラキラさせながら大喜びする。
「美桜。おやつ食べる前に手洗いをしてらっしゃい」
「美桜出来ないのよ。ママてちゅだって~」
両手を広げて連れてってとねだってきた。
また…
どうも私の事になると甘えん坊になってしまう。
「美桜。1人でお手手洗えるでしょ?」
「出来ないもん」
ドキッパリと否定をする美桜。
こうなるとなかなかやろうとしない。
ハァッ…と溜め息を吐くと香月が起きたのかぐずりだす。
「あ、香月が起きちゃったわ!?
ほら、美桜。お姉ちゃんでしょ?そんな事を言っていたら香月に笑われちゃうわよ」