大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
パーティー会場に使う高級ホテルに着く。
久しぶりのパーティーだから何だか緊張してしまう。
この前のは、微妙なまま終わっちゃったから
しかも、その夜
関係まで持っちゃうし…ハッ!!
いけない…変な事を思い出しちゃった。
「どうした?
さっきから赤くなったり真っ青になったり」
「いえ…別に
それより行きましょう」
こんな事言える訳がないわ。
美桜は、私と手を繋ぎ。
香月は、アイツが抱っこしていた。
会場の中に入るとアイツは、そのままの状態で挨拶まわりをする。
私は、その後で愛想笑いをするが内心複雑な気分だった。
過去なら有りえない光景だったからだ。
「俺の妻、梨花です」
「はじめまして
お会い出来て光栄です」
それの繰り返し。
一通りの挨拶まわりが終わり壁際に行くとハァッ…と溜め息が出た。