大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
それは、もう…最初は、憎くて仕方がなかったほどだ。
「…まぁ、確かに最初は、許せなかったわよ。だけど…この人のせいばかりじゃないから」
「……えっ?
どう言う事ですか?」
「どの道…私の会社は、倒産する身だったの。
それをこの人が買収して建て直してくれたのよ」
過去を思い出しながら伝える。
思い出すたびに心がズキッと痛む。
「……。」
アイツは、黙って聞いていた。
だが智史は、納得いかないのか
「そ、そんなのおかしいですよ!?
例え危なかったとしても、買収した男と再婚するなんて」
「もしかして梨花さん…あなた。
この人に妻になれとて脅されたんじゃないですか!?」
智史にしては、珍しくムキになって言い放つ。
「…何だ?コイツ
言葉は、丁重だが…失礼な奴だな?」
ギロッと睨みつける。
火花が飛びそうな勢いだ。
「ちょっと喧嘩しないでよ!?
智史も別に脅されても無いし、自分の意思だから」
慌てて止めるようにフォローする。