こんなお葬式【長篇】
時間的にもすでに日も傾きつつあり、辺りはすっかり薄暗い。

雨雲のせいで夕日の明るさも奪われ、モノクロの背景に映る喪服姿のおばあさんの小さな背中。

こう言う場所の薄暗さは鬱蒼としていて、やけに寂しさが漂うのだ。

おばあさんの気をめいらせてはいけない……、そう思い急いで僕達は斎場を後にした。


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