ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
優人君の眉が下がる。
「まだ、全然実感わかないなぁ。久々に話したし無理もないか」
「…………」
私は黙る。
「そういえばさ、うさとは、小6の時以来だよね? 同クラになったのは」
「あ……、うん……」
「また、よろしくね」
優人君は爽やかな笑顔でそう言うと、手を差し出してきた。
私はぎゅっと優人君の手を握る。
「うんっ、よろしくね」
桜の木の下で私達は笑い合う。
「――――春宮さん、2回苗字で呼びませんでしたよね?」
えっ…………。
私と優人君は振り返ると、男の教頭先生が立っていた。