ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
校長室の前に着くと、
コンコン……。
教頭先生は扉をノックする。
「教頭ですが、入っても宜しいでしょうか?」
『どうぞ』
中から校長先生が応答する。
「失礼します」
――――ガチャッ。
教頭先生が扉を開けると、私と優人君は中に入る。
左側に棚、右側に歴代の校長の写真がずらりとかかっていて、パソコンが置かれた机の椅子に女性の校長先生が座っていた。
「――――!」
ソファーに視線をずらすと、私は驚く。
スーツを着た背の高い男性――――瀬名君のお父さんがふかふかのソファーに座っていた。
どうして、瀬名君のお父さんが……!?
「瀬名前理事長、いらしてたんですか」
教頭先生が言う。