ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
しばらくして、朝のHR(ホームルーム)が終わった。
犬垣君はバババッと高速スピードで携帯を打ち、私に画面を見せてきた。
『さっきの話って、もしかして、春宮のこと?』
「……うん」
「トークで話して」
犬垣君にそう言われ、私はスマホを机の中から取り出し、SINE《サイン》の画面を開き、
4/22(水)
うさ葉
『優人君とは幼なじみで、昨日、久しぶりに話したの。
そしたら、こんなことに……。
黒うさぎに優人君と話すなって忠告されたのに……。』
8:40
と送信した。
「また黒うさぎか……」
「犬垣さん」
絵美ちゃんが、廊下側から2列目の一番後ろにある席から歩いてきた。
犬垣君は嫌そうな顔をする。
「そんな顔、しないでよ」