ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
『ウサギノ花嫁ガ悪インダヨ? 前ノ時間ニ、《トーク》シタノニ、マタ《既読スルー》スルカラ』
そう言われてハッとする。
私、寝てたから気付けなかったんだ……。
『デモ、カケテ良カッタ。今回ハ電話ニ出テクレタシネ……ッテ聞イテル?』
『……』
『サッキカラ何黙ッテルノ? アッ、モシカシテ、僕ノ声ニ聴キ惚レチャッタノカナ? ハッハッハッ』
『……』
『何カ話シテヨ。声、聞キタイナー』
『……』
『ヤッパリ、《トーク》ノ方ガ良カッタカナ? 文字打ツ方ガ得意ダモンネ? ウサギノ花嫁ハ』
『……あなた、誰なんですか?』
私がそう尋ねると、黒うさぎは奇妙な声で笑う。
『誰ダカ知リタイ? ナラ、テレビ電話シヨウヨ』