ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「――――熱はないみたいだな」
白衣を着た髪の長いナツ先生が、私のおでこに手を当てながら言った。
私は隣の犬垣君をチラッと見る。
私が泣き止んだ後、犬垣君が保健室まで連れてきてくれた。
犬垣君には、本当、迷惑かけてばっかりだ……。
「しばらく、そこのベットで休め」
私はコクンッと頷き、犬垣君の肩を借りてベットまで行った。
私はシューズを脱いで、ベットに上がり、横になる。
すると、
ふわっ。
犬垣君が私に布団をかけてくれた。
私の両目にじわっと涙が浮かび上がる。
犬垣君、優しすぎるよ……。
感謝の気持ちだけでも、伝えなきゃっ……。