ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
犬垣君はカーテンを締め、私の近くにある丸椅子に腰を下ろす。
そして、
バババッと高速スピードで携帯で文字を打ち、画面を見せてきた。
『体育館に江崎先生(担任)がいるので、俺の代わりに野山のこと伝えに行ってもらえませんか?って書いて携帯見せたら、気持ちを察してくれたのか、ナツ先生が代わりに伝えに行ってくれた。』
気持ちを察してって……それって…………。
どくんどくんと胸の鼓動が速くなる。
ええっ!?
そ、そんなっ……ど、どうしよう……。
犬垣君は携帯を閉じ、ジャージのポケットに入れる。
そして、私から目を反らす。
「……話そうかずっと迷ってたけど」
ドキッ!
え、な、なんだろう……?