ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「おはよう、うさ葉」
翌日。私の自宅の前で雨瀬先輩が優しい笑みを浮かべ言った。
その笑みを見て、ほっとする私。
「せ、先輩っ、おっ、おはようございますっ……」
昨日の夜は、黒うさぎからまた電話がかかってくるんじゃないかとか、
SINE《サイン》のトークが送られてくるんじゃないかとか、
色々考え過ぎて結局眠れなかった。
だから、今、すごく眠い。
雨瀬先輩が心配そうな表情をする。
「体調、大丈夫か?」
「はいっ、な、なんとかっ……」
「そうか」
雨瀬先輩はそう言ってぽんっと私の頭に手を置く。
「あんまり無理するなよ」
「はっはいっ」