ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「それと、両手出して」

「両手?」

 私が両手を出すと、雨瀬先輩は袋からベージュの小さな箱を取り出し、私の掌にぽんっと置く。

「こっ……、これは……?」

「誕生日、おめでとう」

 雨瀬先輩は穏やかに笑う。


 えっ……?


「今日、4月23日……?」

「ああ、そうだよ」


 そっか……。

 今日、私の誕生日かぁ……。

 すっかり忘れてた……。

< 168 / 700 >

この作品をシェア

pagetop