ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「まだ……」

「そっか~、私もだよ。てかさ、あだ名禁止令とかチャイム鳴らないとかほんとありえないよね~」


 あだ名禁止令なのは分かってるけど、みっちゃんと話し合って先生がいないところでは普通に呼び合う事にしたんだっ。

 チャイムは、『うるせぇぇっ!!』って、近所から苦情がきて鳴らさなくしたらしいし、なんだかなぁ……。


 ――――サァッ。

 開いた廊下の窓から心地よい風が入って来た。

 スッ……。

 青色のりぼんをつけたストレートロングの女子が、左手で鞄を持ち、右手でスマホをやりながら私の隣を通り抜ける。

 その時、一瞬、女子のスマホの画面が見えた。


 SINE《サイン》のトーク画面……?


 私は立ち止まって後ろを振り返る。


 あの子、同じクラスの……。

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