ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「う~さ葉っ!」
午後の授業が全て終わり、1階にある3年B組の教室の前扉の前で待っていると、親友のみっちゃんこと花村美鳥(はなむら・みどり)ちゃんに話しかけられた。
みっちゃんは、茶髪でふわふわな髪をしていて、右肩に鞄をかけ、左手で手提げ袋を持っている。
私の顔がぱああっと明るくなる。
「みっちゃんっ!!」
「一緒に帰ろっ」
みっちゃんはにこっと笑う。
「うんっ!! でも、犬垣君はいいの?」
私は申し訳なさそうに尋ねる。
カレカノなのに……。
「シンのことはいいのっ! 今日はうさ葉と帰りたいからさっ。行こっ」
「うんっ!!」
鞄を右手で持った私は、みっちゃんと廊下を歩き始める。
「3年になって1週間以上たつけど、どう? 友達出来た?」
みっちゃんが尋ねてきた。