ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「放課後、みっちゃんと自転車置き場で待ち合わせして、それで、つ、突き飛ばされて、自転車に背中ぶつけちゃって……」
「うさ葉、傷見せて」
「え、でも……」
「いいから」
私は背中を向け、恥ずかしそうに服をめくって見せる。
雨瀬先輩はシップを少し外し、傷を見る。
「確かに軽い打撲だな。うさ葉が大怪我しなくて良かったよ」
先輩…………。
「それで、帰りはどうしたんだ?」
「瀬名君の車に乗って家まで帰って来ました」
雨瀬先輩はムッとする。
「なんで、瀬名?」
「みっちゃんに突き飛ばされた後、瀬名君が助けてくれて、保健室で手当してくれたんです」
「…………」
雨瀬先輩は黙る。
先輩、もしかして怒ってる……!?