ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「と、とにかく、座ろう」
「は、はい」
私達はベットの上に腰を下ろす。
「今日、何があったのか全て話して」
「は、はい。高校に行ったら、犬垣君と抱き合った写メが広まってて……」
「写メ?」
私は立ちあがり、机の横のフックにかかってる鞄の中からスマホを取り出すと、雨瀬先輩の隣に再び座る。
そして、黒うさぎのSINE《サイン》のトーク画面を開き、スマホを雨瀬先輩に手渡す。
「……見ていいのか?」
私はコクンと頷く。
雨瀬先輩は、スマホの画面を見る。
スマホに映る犬垣君と抱き合った写メ――――。
「…………」
雨瀬先輩は黙る。
「黒うさぎから電話がかかってきて、パニックになったところを犬垣君助けてくれただけなのに……」
「それで、どうなったんだ?」
「この写メのせいで、え、絵美ちゃんに嫌われて……」
私の両目にじわっと涙が浮かび上がる。