ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「……私、高校休みません」
私は強い眼差しで雨瀬先輩を見る。
「休んでも何も解決しないし、それに、私、負けたくないんです。黒うさぎにも、自分自身にも。だから、通い続けます!」
「うさ葉は強いな。分かったよ、じゃあ、俺はさっきお姉さんに言われた通り、命がけでうさ葉の事守るからな」
私と雨瀬先輩は見つめ合う。
そして、お互いに顔を近づかせ、軽くキスをし、更に――――強くキスを交わした。
雨瀬先輩は自分のおでこを私のおでこにコツンと当てる。
「――――今のは、内緒だからな」
私は頬を熱くさせながらコクコクと頷くと、雨瀬先輩は私の頭をふわふわと撫でる。
すると、
「うさ葉遅い! 早く降りてきな!」
1階からお姉ちゃんの叫び声が聞こえた。
「お姉さんも呼んでることだし、行こうか」
「はい」
私達は部屋を出て階段を下りていく。
あれ、なんだろう……?
良い香りが……。