ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「お名前は?」
救急隊員が絵美ちゃんに尋ねる。
「佐熊絵美です」
「年齢は?」
「17歳」
「住所は?」
「えっと……」
「かかりつけの病院などありますか?」
「ないです」
「受け入れてくれる病院を探します」
救急隊員が受け入れの病院を探し始める。
私は隣に座っている犬垣君を見ると、真っ青な顔をしていた。
疲れてるのもあるかもしれないけど、ガラホがないから、きっと、具合悪いんだ。
重度携帯依存症の犬垣君にとってガラホは命みたいなものだもんね……。
「犬垣君、大丈夫?」
私は心配そうな表情で尋ねる。