ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「また、うさの悪い癖が出た」

「え」

「謝らなくていいよ。今日からまたよろしくね」

 優人君は右手を差し出す。

 私はその手をぎゅっと握り締め、

「うん」

 と言って満面の笑みを浮かべた。


 そして、私は優人君と3年B組の教室に向かい、10分後。

「絵美ちゃん、おはよう」

「おはよう、野山さん」

 廊下側から4列目の一番前の席に座っていると、絵美ちゃんが教室に入ってきた。

 絵美ちゃんは犬垣君の席を見る。

「犬垣さんは?」

「まだ来てないみたい」

「そう」

 絵美ちゃんは、廊下側から2列目の一番後ろにある席まで歩いて行く。


 いつもなら、もう来てるはずなのに、どうしたんだろう?

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