ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
放課後。校門の前でいつも通り雨瀬先輩が立っていた。
「先輩っ!」
声をかけると、紫色のトレーナーにジーパン姿の雨瀬先輩は私を見る。
「うさ葉」
「みっちゃんは?」
「まだ来てないけど」
私はしゅんと落ち込む。
「そうですか……」
みっちゃん……。
「メールでは、『分かった。』としか書かれてなかったし、絶対に来てくれるかどうか分からないけど、大丈夫だよね……先輩?」
「ああ。花村のことだから来ると思うよ」
雨瀬先輩と話ながら待っていると、茶髪でふわふわな髪をしたみっちゃんが歩いてきた。
みっちゃんは、右肩に鞄をかけ、左手で紙パックのジュースがたくさん入ったビニール袋を持っている。
「みっちゃんっ!」
一瞬、みっちゃんと目が合った。