ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
数分後、犬垣君の家の前に着いた。
グレーの屋根だぁ……。
玄関の扉も大きい……。
犬垣君って一戸建てのお家に住んでたんだなぁ……。
みっちゃんは、家のチャイムに右指を伸ばし押す。
『はい』
インターフォンから犬垣君の声が聞こえた。
「花村です」
みっちゃんがそう言うと、しばらくして、
――――ガチャッ。
扉が開き、子犬のイラストが真ん中にプリントされた長袖の白いTシャツに黒のジーパン姿の犬垣君が出てきた。
右の頬にシップを貼った犬垣君は私達を見るなり固まる。
犬垣君、めちゃくちゃ驚いてる……。
突然来ちゃったから驚くのも無理ないよね……。
トークすれば良かったかな……。