ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「大人っぽくなりましたね」

「まぁ、今年で20歳になるしね。そういう君も大人っぽくなったんじゃない?」

「そうですか?」

「うん」

 雨瀬先輩がそう言うと、みっちゃんは顔を赤らめる。

 私は複雑な気持ちになる。


 みっちゃん、嬉しそう……。


 私の歩くテンポが落ちる。

 みっちゃんと雨瀬先輩は私の少し先を歩く。

「そういえば、毎日、放課後高校に来てて、大学大丈夫なんですか?」

 みっちゃんはわざと刺々しい口調で尋ねる。

「まぁ、4年間で全部単位取ればいいんだし、なんとかなるよ」

「そんなこと言ってると、単位落として留年しますよ」

「ははっ」

 楽しそうに話す雨瀬先輩とみっちゃんの後ろを私はただ黙って歩く。


 なんだか、みっちゃんが先輩の彼女みたいだ……。

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