ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「みんな、席はあそこでいい?」
結季さんが尋ねる。
「はいっ!」
私達は店の一番奥の席まで歩いて行き、大きな硝子張り側の席に、雨瀬先輩と結季さんは背を向けた状態で座り、私と絵美ちゃんは雨瀬先輩達の前に座る。
「おい、なんで俺の隣なんだよ?」
雨瀬先輩は隣の結季さんに言う。
「絵美の隣はうさ葉ちゃんのほうが良いと思って。うさ葉ちゃんの隣が良かった?」
「もういい、キミ、ウザイ」
ピンポン♪
誰かのスマホから音が鳴った。
私はびくつく。
この音はっ……。
「あっ、トークだ」
結季さんはそう言うと、スマホでSINE《サイン》をやり始める。
結季さん、SINE《サイン》やってるんだ……。