ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「だって……先輩……結季さんと……キスした……」

 私はしゃくりあげながら言う。

「それに……スマホ持ってることも……結季さんとSINE《サイン》やってることも私には秘密で……先輩のところに行ける訳ないよっ……」

「ごめん……」

「いつから……スマホ……持ってたんですか……?」

「去年のスマ王の一件の時からかな」

「……」

 私は黙る。

「瀬名との戦いに勝つ為とうさ葉を守る為に持ち始めたんだ。スマホは好きじゃないけど、持って良かったと思ってる。今回の黒うさぎの件にも役に立ってるし」

「役に立ってる……?」

「ああ。佐熊が黒うさぎのグループに加入してることは分かったから」


 え?


「先輩、前にK音大に黒うさぎのグループに加入してる奴がいるって……それは結季さんのことだったんですか……?」

「ああ。あの時はまだ疑いの段階だったけど、佐熊とSINE《サイン》し続けて、今日の佐熊の言葉と行動を見て確信したよ」

「分かりました……。でも、それならそうと、どうしてスマホ持ってたこと言ってくれなかっんですか……?」

「言う機会がなかったから。うさ葉も聞いてこなかったし……とにかく、辛い思いさせてごめん……佐熊には、ちゃんと断ったから……」

「うん……」

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