ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「みっちゃん、待っ……」

 私はそう言いかけて、ハッとする。

 2階の開いた窓からみっちゃん目掛けて何かが飛んでくるのが見えた。

「みっちゃんっ!」

 私が叫ぶと、犬垣君がダッ! と走り出し、みっちゃんは窓の方を見上げる。

 犬垣君が前からみっちゃんを抱きしめて庇うと、

 ――――バコッ!!

 犬垣君の右肩に何かが激突し、跳ね飛び地面に落ちる。

「みっちゃんっ!」

「美鳥ちゃんっ!」

 私とりすなちゃんが駆け寄ると、絵美ちゃんと瀬名君が後ろから走ってきた。

「犬垣さん、大丈夫!?」

 絵美ちゃんが必死に尋ねる。

「俺は大丈夫だけど、花村は大丈夫か?」

「うん、大丈夫……」

「そうか、良かった」

 犬垣君はそう言うと、右肩を押さえる。
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