ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 私はゾクッとし、全身が震え上がる。


 黒……うさぎ……。


「これを見る限り、花村さんを狙ったのは黒うさぎでほぼ間違いないね」

「スマホ落とすとか、私の時と同じ手口ね。そのスマホの持ち主は誰なの?」

 絵美ちゃんが尋ねると、瀬名君はSINE《サイン》のトーク画面を開く。

「卯月つむぎって子のらしいよ」

「え、つむぎちゃん!?」

 私は声を上げる。

「野山さん、知り合い?」

 絵美ちゃんが尋ねてきた。

 私の目が泳ぐ。

「う、うん……。2年生でここの高校に通ってる……」

「なら、話は早いね」

 瀬名君はさらっとそう言うと、私にスマホを手渡す。

「返しといて」

「わ、分かった……」
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