ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 みっちゃんは私を見る。

「うさ葉もごめっ……」

 みっちゃんの目から出た涙が、頬をぽろぽろと伝う。

「信じてあげられなくて……ごめん…………」


 みっちゃん…………。


 喉が震えて、胸がきゅっとなる。

「……りすな」

 瀬名君がそう呼ぶと、りすなちゃんは瀬名君の顔を見る。

「オレも犬垣と同じで、助けただけなんだ」

「うん……」

「オレの時は黒うさぎじゃなくて、『花村さん』が野山さんを自転車に向かって突き飛ばしたのを助けただけなんだけどね」

 瀬名君は嫌味っぽく言った。

「そうだったんだ……」

 りすなちゃんが納得すると、

「結局、花村さんが掻き乱しただけじゃない」

 絵美ちゃんがきっぱりと言う。
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