ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
霧雨が止んだ。
曇り空の間から太陽がのぞくと、ぱあっと一筋の光が校庭をさし、周りが明るくなると同時に、曇り空もだんだんと明るくなっていき、その間に美しい虹がかかっているのが見えた。
「あっ! 虹っ!」
みっちゃんが涙で濡れた目で空を見上げ、声を上げる。
「綺麗……」
絵美ちゃんは惚れ惚れした表情で言う。
犬垣君と瀬名君は、微かに笑いながら虹を見ている。
「綺麗だね、うさ葉ちゃん」
目を潤ませたりすなちゃんが、虹を見ながら言った。
「うんっ」
空にかかる虹はまるで――――、私達を祝福してくれてるかのように見えた。