ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
みっちゃんと絵美ちゃんが顔を見合わせる。
「どうする? 私は別にいいけど……」
みっちゃんが絵美ちゃんに尋ねる。
「……まぁ、今日のところはそれでいいわ」
私は、ほっとする。
よ、良かった……。
「意見まとまったみたいだね」
りすなちゃんは、にこっと笑うと鞄からスマホを取り出し、時間を確認する。
「もうすぐ駅直通のバス来るし、移動しよっか」
りすなちゃんがそう言うと、私達は校門に向かって歩き始める。
校門の前に立っている青色のトレーナーにジーパン姿の雨瀬先輩が私の目に映った。
「せ、先輩っ!」
私は駆け寄る。
「うさ葉、テストお疲れ様」
雨瀬先輩が優しいバリトンの声で言う。