ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
しばらく並んでいると、
「次の方、注文をどうぞ~」
お姉さんがそう言った。
「犬垣さん」
私の前に並んでいる絵美ちゃんが呼びかけると、絵美ちゃんの左隣にいる犬垣君がバババッと高速スピードで携帯で文字を打ち、画面を見せる。
『イチゴチョコ、バナナチョコ、ポップショコラを1つずつお願いします。』
それを見たお姉さんの眉が下がる。
「すみませんが、口頭でお願いします~」
「もうっ! なんでここで携帯使うの!? 犬垣のバカッ!」
犬垣君の右隣にいるみっちゃんはそう言うと、
「携帯じゃない。《ガラホ》だ」
と、犬垣君は反発する。
「どっちでも良いわよっ!」
みっちゃんはそう言ってお姉さんを見ると、
「イチゴチョコ2、バナナチョコ2、ポップショコラ3、お願いしますっ!」
私達全員のクレープを素早く注文してくれた。
「並んだ意味ないね」
私の後ろにいる瀬名君がクスッと笑いながら言う。
私は後ろをチラッと見ると、瀬名君の隣でりすなちゃんが苦笑いしていた。