ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
私は満面な笑みを浮かべる。
「優人君、ありがとう。私、図書館司書目指すね!!」
「うん、頑張れ!」
優人君は頬を緩ませ笑うと、絵美ちゃんと犬垣君を見る。
「2人の進路も教えてもらっていい?」
「私は国立の教育大を受ける予定よ。犬垣さんは?」
「……国立の文学部」
犬垣君はしっくりくるけど、絵美ちゃんは教育大だなんて、意外だなぁ……。
「……あ、優人君」
「ん?」
優人君は私を見る。
「優人君はその、K音大の入学ほぼ決まってるんだよね?」
「うん、でも、まだ正式に決まった訳じゃないから油断は出来ないけど、ずっとピアノ弾いてきたから、K音大のピアノ科行けたらいいなと思う」
優人君は少し照れながら言う。
音大のピアノ科かぁ……。
すごいなぁ……。