ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「……ねぇ、うさ葉」
ラーメンを食べ終え、学食を出た所でみっちゃんが話しかけてきた。
瀬名君を含めた5人は気を使ったのか、先にスタスタと廊下を歩いていく。
「みっちゃん、どうしたの?」
私は首を傾げる。
「私、思ったんだけどさ」
「うん?」
みっちゃんの表情が急に真面目になる。
「黒うさぎって、笠原じゃないの?」
え?
私は立ちすくむ。
「え、笠原君?」
「うん」
ドクン、ドクン、と私の心臓が嫌な音を立て始める。
「い、いきなり、ど、どうして?」
「同クラの笠原って、ずっとスマホでSINE《サイン》やってるし、如何にもストーカーしそうなタイプだから、先週の木曜日辺りからずっと見張ってたんだけど、私さ……、学食行く前に見ちゃったんだよね……」
「み、見たって……何を……?」