ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
私の顔が青ざめていく。
演奏会の時も同じようなこと言ってた……。
次はないってことは、確実に先輩が狙われるってことだよね……?
ど、どうしよう……。
「黒うさぎ……」
雨瀬先輩がぐっと唇を噛み締めると、つむぎちゃんは倒れている私を見る。
「野山、お前は雨瀬と別れて、『黒うさぎ』と付き合った方がいい。その方が絶対幸せになれると思う」
「……」
私は何も答えない。
「じゃあ、行きます。お疲れさまでした」
つむぎちゃんは、先程とは違って普通の女子の声でそう言うと、走って図書館から出て行った。
「うさ葉っ!!」
雨瀬先輩が駆けてきた。
雨瀬先輩が私の体をゆっくりと起こす。