ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
びっくりする私。
「これ、私の鞄! 一体誰がっ……」
私はメモを見てみると、メモには、
『いっくんから、預かったよ~!
明日、先輩との熱いキッスの感想聞かせてね☆
楽しみにしてるっすよ♪
お姉さん♡
カッシー。チュ(゚・^*)』
と、書かれていた。
「なっ、なっ、なっ……!」
私の顔が、かあっと熱くなる。
「柚葉にボコッとくように言っておくから」
雨瀬先輩は、意地悪な顔で笑う。
「いや、あのっ……」
「じゃあ、帰ろうか」
雨瀬先輩は鞄を持つと、私の手をぎゅっと握る。
「はいっ」
私は笑って返事をすると、雨瀬先輩と校門に向かって歩いて行く。
私が今、笑えているのも、鹿野君や先輩のおかげ。
鹿野君、先輩、ありがとう。
空を見上げると、優しい夕日の光が、私達をそっと見守るように、暖かく照らしていた。