ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「え、うさぎパーク?」
放課後。横断歩道を渡りきったところで、雨瀬先輩が尋ねてきた。
「は、はい。今日、優人君に誘われて……」
私達は右側の歩道を歩いていく。
左側は2車線の道路になっている。
「みんなで行くのか?」
「いえ、それが、チケットが2枚しかなくて…………」
「それってつまり、2人でうさぎパークに行くってこと?」
歩きながらコクンッと頷くと、雨瀬先輩は黙ったまま私の隣を歩く。
怒っちゃったかな……。
「あ、あの……」
「――――行くのはいいけど、もし黒うさぎに襲われたらどうするんだよ?」
うっ。
「優人君が守ってくれるのか?」
「そ、それは……」
私達は右に曲がり、住宅地に入る。