ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「優人……君……?」
私はその場で立ち尽くしながら声をかける。
「……」
優人君は何も答えない。
「優人君っ……!」
名前を呼び、優人君を抱き抱える。
優人君は、苦痛に満ちた表情で気を失っている。
「優人君、しっかりしてっ!」
「……」
「優人君っ!!」
「どうしたの?」
後ろから可愛らしい声が聞こえた。
「優人君が誰かにやられてっ……」
私はそう言って振り返ると、他校の制服(青色のブレザー)を着た男子生徒数人と女子が立っていた。
男子の一人は、ケース付きのスマホを持っていて、ケースの先端にスタンガンが装着されており、バシバシと青い稲妻が走っている。
この人が優人君をやったんだ、と思った瞬間、ふとその隣を見ると、目つきが鋭い女子と目が合い、体が凍り付く。
「凛……ちゃん……?」
凛ちゃんは、全体的に色白な肌をし、眉毛は細く、一重の目にツケマをつけ、ピンクの口紅にピンクのマニキュアを塗り、前髪は右に流れ、茶髪でふわふわなロングの髪の先を軽く巻いている。