ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「チケットには、9時から入れるって書いてあるのに、30分たった今も開いてないなんて」
「30分くらいなら遅れることもあるんじゃ……」
「それは僕も思ったけど、僕達以外まだ誰も来てないなんておかしいよ。今日、日曜日だよ? 大行列が出来ててもおかしくないのに」
確かに、言われてみればそうだ……。
もしかして、日にち間違えたのかも……?
私はチケットを鞄から取り出して見る。
「日にち間違えたのかもと思って見てみたけど、合ってるね」
「うさ、どうする? もう少し待って見る?」
「うん」
そう短く答えた後、優人君と話しながら待っていると、やがて複数の足音が近づいてきた。
足音が止まったと思った時、誰かが後ろからスマホを優人君の首に押し当てる。
すると、
バチバチバチッ!
物凄い音を立て、青い稲妻が走った。
「――――……っ!!」
優人君はその場にドサッ、と倒れる。