ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「何を言ってるの……?」

「アッ、料金ノ心配ハイラナイヨ。約800万カカッタケド、ココノチャペルヲ予約シタ時、アル人ガ払ッテクレタカラ」

「ある人……?」

「スマ王ノ父ト言エバ分カルカナ?」


 ――――SINE《サイン》の世界は、どうだ? 期待しているよ。

 ふと、この言葉が頭に浮かぶ。


 スマ王の父って、まさか……。


「瀬名君のお父さん(前理事長)?」

「ソウダヨ。楽シマセルノガ条件デ、快ク払ッテクレタヨ。アノ人ハ、自分ガ楽シメルナラ、イクラデモ、オ金ヲ出ス人間ダ。元ニ、去年ハ、スマホクラス作ル為ニ校長ヤ教師達ニ配ッテイタシネ」

「……」

 私は黙る。


 前に瀬名君がお父さんが黒うさぎに関わってるかもしれないって言ってたけど、やっぱり、関わっていたんだ……。


「黒ウサギ様、モウ式ヲ始メテモ良イデスカ?」

 白い教会の台の前に立っている黒うさぎのお面を被った牧師が尋ねてきた。
< 515 / 700 >

この作品をシェア

pagetop