ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「うさ葉、電話、出たら?」
「で、でもっ」
「ほら早くっ」
雨瀬先輩にそう言われて起き上がると、ベットの上に散らばった水色のブレザー、白いブラウス、桃色のリボン、そして、紫色のトレーナーとシャツが目に映る。
私はブレザーを引き寄せ、右側のポケットから携帯を取り出す。
すると、電話が切れた。
き、切れちゃったっ……。
着信履歴を見ると、サァッと血の気が引く。
画面いっぱいお母さんとお姉ちゃんで埋め尽くされてる……。
こ、これはヤバイかも……。
雨瀬先輩は起き上がり、私の隣から着信履歴が表示された携帯を見る。
「うわっ、すごいな。早く帰った方がいいんじゃないか?」
「そ、そうですね……」
私はベットから降りて、白いブラウスを着始める。