ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
雨瀬先輩もベットから降り、シャツを着てボタンを1つずつはめていく。
そして、上から紫色のトレーナーを被り、机から携帯を手に取る。
「ん? 留守電が入ってる」
雨瀬先輩は、携帯を耳に当て、留守電を聞く。
『キャッホーーーー! 柚人!!』
余りの声の大きさに私の体がびくつく。
ブウォンブウォン、というバイクのエンジン音が聞こえてくる。
『今日は帰らない予定だったけど、家に忘れ物したから今から取りに一旦帰るわ!!』
雨瀬先輩はブチッと留守電を切った。
「先輩、今の電話、もしかして……」
「母さんだよ」
やっぱり……。
先輩のお母さんとは、確か去年の夏休みの終わり頃に初めて会ったんだっけ……。
レディースの総長みたいな格好しててすごかったなぁ……。
私はブラウスのボタンをかけ終わり、きゅっとリボンを結ぶ。