ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「やああっ!」
優人君は、雨瀬先輩に斬りかかる。
雨瀬先輩は水色の光のSINE《サイン》ソードで受け止める。
「あなたなんかにっ!」
ぶんっ、と振り下ろされる優人君のSINE《サイン》ソードの速度が速くなっていく。
「あなたなんかに、花嫁は渡さないっ……!」
「俺だって、渡すかよっ……!」
雨瀬先輩は、優人君のSINE《サイン》ソードを交わし、ぶんっ、と水色の光のSINE《サイン》ソードを振りかざす。
優人君は黄緑色のSINE《サイン》ソードで受け止める。
「僕は愛してる! うさぎの花嫁を世界中の誰よりも愛してるんだ! 誰にも負けない!」
優人君はそう強く言うと、
「雨瀬、死ねえええええっ!!」
大声で叫び、SINE《サイン》ソードを物凄い速さで前に突き出す。
雨瀬先輩は水色のSINE《サイン》ソードで受け止める。
みんな、戦ってる……。
なのに、私は見てるだけ……。
私も戦わなきゃ……!
ウェディングドレス姿の私は、ゆっくりと起き上がる。