ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「――――優人、結局、君はSINE《サイン》がないとだめなんだよ!!」

 雨瀬先輩がそう言うと、優人君の憎悪が増す。


 先輩が危ないっ……!


 私は立ち上がり、雨瀬先輩の元へ駆けていく。

「おのれぇええええええええ!!!!」

 優人君は、雨瀬先輩に斬りかかる。

「だめぇっ……!!」

 私は雨瀬先輩の前に割って入った。

 ズバッ……!!

「ああっ……!!」

「うさ葉っ……!!」

 私は左肩を斬られ、後ろに倒れると、雨瀬先輩が私の体を支える。

「おいっ! しっかりしろっ! 大丈夫か!?」

「このくらい……平気……」

「平気な訳ないだろっ……!!」

 雨瀬先輩はそう言うと、ジーパンからハンカチを取り出し、私の左腕にきゅっと結び、止血する。
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