ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「先輩っ、殺さないでっ……!!!!」

 ピタッ、と優人君の首にSINE《サイン》ソードの先が刺さる寸前で動きが止まった。

 雨瀬先輩は、ハァハァッ、と息を切らす。

「殺せ!」

「殺しはしない! 生きて罪を償ってもらう!」

 雨瀬先輩はそう言うと、優人君の首の横の地面にSINE《サイン》ソードを突き刺した。

 それを見た優人君(黒うさぎ)の仲間達と瀬名君達は、終わったんだと思い、戦うのをやめた。

 雨瀬先輩が、私の元まで歩いてくる。

 そして、雨瀬先輩が私の前にしゃがみ込むと、

「せんぱいっ……!!」

 真っ白なベールを被った私は、雨瀬先輩と強く抱き合う。

「うさ葉、もう大丈夫だ。全部、終わったんだ。終わったんだよ」

「うんっ…………!」

 優人君は、ゆらりと立ち上がる。


「僕の花嫁に汚い手で触るな……うさぎの花嫁は僕のだああああああ!!!!」


 ズサッ…………!!!!
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