ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
「今日からみっちり、扱(しご)くからねっ!!」
6月24日。みっちゃんは病室にある茶色の机の上にどっさりと教科書の束を置く。
ひ、ひえ~~!!
こ、こんなに教科書がっ……!!
「野山、これ期末範囲のプリント」
「あ、ありがとう」
私は犬垣君からプリントを受け取る。
プリントには、
『1学期 期末試験 3B(3年B組の略)
6/29月
1 体育 p.136~165
2 数Ⅱ 私が話したところまで。
3 古典B p.24、26~65
6/30火
1 現代文B p.8~34、136
2 日本史B p.88~147
3 化学 実験4.5.6.8.9.10.12.13.14.16.17.18.20.21.22.24.25.26.28.29
7/1水
1 英語WⅡ ノートp.76~115
2 世界史B 教p.20~87、プリント
7/2木
1 英Ⅲ LESON3 1~20
2 音楽 今までやったところまで!!』
と書かれている。
さすが期末だけあって、範囲多いな……。
そんなに日にちないし、全部、覚えられるかな……。
私の不安をよそに、みっちゃんは左手で拳を握り、私の前に真っ直ぐ突き出してくる。
「うさ葉、頑張ろうねっ!!」
「うんっ!!」
私は右拳を持ち上げて、コツンッとみっちゃんの拳に軽くぶつけた。
これを合図に、期末テストの勉強(みっちゃんの扱き)が始まった。