ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 犬垣君がバババッと高速スピードで携帯を打ち、私に画面を見せてきた。

『朝からラブラブだね。』

 私の顔が熱くなる。

「そっそんなことっ………」

 犬垣君はスタスタと歩き出す。

 私も歩き出した。

「………それにしても、珍しいね」

 犬垣君はボソッと言う。

「え?」

 私が聞き返すと、犬垣君は下駄箱に続く玄関の左側にある1階の教室の前で止まる。

 そして、犬垣君はまたバババッと高速スピードで携帯を打ち、私に画面を見せてきた。

『雨瀬先輩が野山を送り届けるなんて。また何かあったの?』

「そっ、それは――――………」

 犬垣君は突然ハッ!と何かを感じ、上を見る。

「野山っ!!」


 へ?

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