ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 ナツ先生は私のおでこに手を当てる。

「少し熱いな。最近、暑くなってきたし軽い熱中症かもしれない。瀬名、悪いが冷蔵庫からスポールドリンク持って来てくれ」

「分かりました」

 瀬名君は冷蔵庫まで歩いていく。

「……野山、雨瀬のことは江崎先生から聞いてる。辛かったな」

「っ……」

 私の両目が潤む。

「だが、こうして期末を受けに来た野山は偉いと私は思う。これからも前を向いて頑張れよ」


 ナツ先生……。


「スポーツドリンク持って来ました」

「ありがとう」

 ナツ先生は瀬名君からスポーツドリンクを受け取ると、蓋をきゅっと開ける。

「飲め」

 私はコクンッと頷くと、スポーツドリンクを受け取り飲む。


 おいしいっ。
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