ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL
――――と、思ってから8日が過ぎた。
私はノックをし、扉を開けて病室に入る。
「うさ葉」
ベットの上に起き上がっている雨瀬先輩が優しくそう呼んだ。
先輩が目覚めてから一週間以上たつのに、まだ、夢みたいだ……。
「うさ葉、ボーッとしてどうした?」
「あ、ううん。なんでもない」
私は雨瀬先輩の近くの椅子に座る。
「椅子じゃなくて、俺の隣に来なよ」
ドキィッ!!
え……!?
せ、先輩の隣……!?
雨瀬先輩はぽんぽんっとベットを叩く。
「わ、分かりましたっ……」
私は胸をドキドキさせながら、雨瀬先輩の隣に座り直す。