ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「毎日、悪いな」

 雨瀬先輩は申し訳なさそうに言う。

「いえ、あの……、今日もリハビリあったんですか……?」

「うん。だいぶ、動けるようにはなってきたかな」

「そうですか、良かったっ……」

 私はほっとする。

「うさ葉は、今日、卒業試験最終日だったんだっけ?」

 ギクッ。

「は、はいっ」

「どうだった?」

「えっと……、たぶん、大丈夫だと思いますっ」

「たぶんって、うさ葉なら絶対大丈夫だろう? 俺なんか、赤点取りまくってたからな」

 雨瀬先輩は、ははっと笑う。


 そういえば……、そうだった。

 先輩ピンチだったから、勇気振り絞って、『勉強教えましょうか?』って声かけて、ラスバーガーで先輩達と一緒に勉強したっけ……懐かしいな……。
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