ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

「殺されても構わないからさ、中に入れてくれない?」

 瀬名君以外、全員が驚く。

「キミ、何を!!」

 若い警備員が叫ぶ。

「せ、瀬名が入るなら、私も入る!」

「俺も」

 みっちゃんと犬垣君が続けて言う。

「君達、何を言ってるんだ! そんなの認められる訳がないだろう!」

 ベテランの警備員が怒鳴る。

「ははっ、スマ王、面白い事言うね! いいよ! 特別に3人だけ入れてあげるよ!」

 優人君はそう言い終えると、キッ! と警備員を睨み付ける。

「そこの警備員、3人を病室に入れて扉を閉めろ!」

「わ、分かった」

 ベテランの警備員は優人君に向けて言うと、瀬名君、犬垣君、みっちゃんを見る。

「君達、無理はするなよ」

 瀬名君達はコクンッと頷く。

 3人が病室の中に入ると、若い警備員が扉を閉めた。
< 654 / 700 >

この作品をシェア

pagetop