ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL

 私と雨瀬先輩は笑い合う。


 嬉しいっ!!


 鐘を鳴らし終えると、雨瀬先輩が手を差し伸べてきた。

 私はそっと手を添える。

 私達は軽く頭を下げると、パチパチパチッ、と暖かな拍手が響き渡る。

 私達は、一緒に階段を一段ずつゆっくりと降りて行く。

「うさ葉、雨瀬先輩、おめでとう」

「うさ葉、雨瀬君、おめでとう」

「うさ葉、雨瀬先輩、おめでと~!!」

 お母さん、お父さん、お姉ちゃんは、ピンクのリボンを私達に向けて投げる。

 係りの人がお姉ちゃんの代わりに持っている籠の中には、うさの助がいて、ライトブルーのリボンを口で挟み、ブーーー、ブーーー! と鼻を鳴らしている。


 お母さん、お父さん、たくさんたくさん迷惑かけたけど、今まで育ててくれて本当にありがとう。

 お姉ちゃん、いつも相談に乗ってくれてありがとう。

 幸せになるね。

 お姉ちゃんもOLしつつ、大学時代から付き合ってる彼氏さんと幸せになってね。

 うさの助もありがとう。
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